NFTのコレクション「CryptoThep」のイラストに描いたタイの神様について解説していきます。
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タイのお寺はもちろん、いろんなスポットで目にする機会も多いと思うので、覚えておいて損はないでしょう。
#000 Yant Thao Wessuwan A
この金棒をドスンと携えている巨人はヤックというタイの鬼。
インド神話に登場する鬼神・夜叉(やしゃ)、薬叉(やくしゃ)が起源です。
タイでは門や神聖なものを護るガーディアンとして信仰されています。
ターオ・ウェーッスワン(ท้าวเวสสุวรรณ)とは毘沙門天のことで、本来はヤックではないんですけど、ヤックの姿で描かれることが多いです。
現在タイではこのターオ・ウェーッスワンが大ブームで、ターオ・ウェーッスワンを祀るお寺は参拝客で溢れかえっております。
サムットソンクラーム県のワット チュラーマニー วัดจุฬามณีが有名。
バンコクの有名どころはワット スッターラーム วัดสุทธารามやワット ラート サッター タム วัดราษฎร์ศรัทธาธรรม (บางชัน)など。

周りに描かれた模様は「ヤン(ยันต์)」と呼ばれる護符です。
ヤンはヒンドゥー教で瞑想の補助具として用いられた幾何学模様ヤントラが元祖。
タイではパーリ語をベースに幾何学、動物、神のデザインを用いて、神聖なものとして主に刺青の題材になっています。
力、保護、幸運、カリスマ性、およびその他の聖なる不思議なパワーをもたらすといわれています。
このイラストは、ヤンとターオ・ウェーッスワンで描かれたパーヤン(護符布)を模したものです。
ヤンは実際のものをベースにしましたが、若干アレンジしているし、なんの宗教的修行をしていない僕が描いたものなので効力はないでしょうw
しかし、きっとなんらかの幸運を運んでくれることでしょう。
#003 Thao Wessuwan
タイの鬼神ヤックの姿をした毘沙門天。
バックにあるウネウネ〜とした記号は、ウナーローム(อุณาโลม))と呼ばれるヤンで、第3の目を意味します。
覚醒、悟りなどをあらわす縁起のいい図象です。
Tosakanth or Ravana
トッサカン(ทศกัณฐ์)

ラーマキエンの大ボスで、ランカー国の王。
ラーマキエンのベースとなったラーマヤナではラーヴァナという名。
ワット アルン本堂山門の左側にいるのもトッサカン。
こちら。
以上、今回リリースしたキャラの紹介です。
次はプラ・ラーフーさんを描く予定です。
お楽しみに〜!
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