NFTのNEW ART 「ナーン・クワック」が完成しました(not mint)。

ナーン・クワックさんは千客万来・商売繁盛の女神で、タイの招き猫といわれています。
ナーンが英語でいうミセスで女性の尊称、クワックは手招きするという意味。
タイの街角にある商店や飲食店に行くと店先や壁にナーンクワックさんの小さな置物やパーヤン(護符布)が飾られているのをよく見かけます。
日本の招き猫以上にタイでは庶民に身近な存在なのです。

タイのお寺でもナーンクワックさんをちょくちょく見かけます。
最近は、肥満は裕福の象徴ということでふっくらタイプのナーン・クワックさんが人気のようです。
タイの神様スケッチ。タイの美しき女神のみなさまであります。 pic.twitter.com/Ye0xT42h0j
— たーれっく (@douteisensei) May 24, 2020
以前Twitterでもナーンクワックをはじめとするタイの女神のみなさんを描きました。
ナーンクワックさんの伝説や由来は諸説あるんですけど、一番有名なものを簡単に紹介します。
昔インドにスパーワディ(สุภาวดี)という商人の娘がいた。
取り引きのための旅の途中に高僧として名高いプラ・シーワリー(พระสีวลี)と出会った。
スパーワディ夫人は仏教を信じていなかったが、プラ・シーワリーの祝福を受け、仏教に帰依。
それ以降取り引きは全て上手くいき商品も飛ぶように売れた。
夫人は仏教徒として熱心に参拝寄進し、大富豪となった。
この説話に出てくるプラ・シーワリーさんもまたタイでは富をもたらす高僧としてとても有名です。
唐傘を肩に担いで鉢ややかんなどの旅の道具を持った姿の像がプラ・シーワリーさんで、タイのほとんどのお寺で見ることができます。
裕福な王族の子で母親のお腹に7年7ヶ月7日いて生まれ、生後7日で悟りを開いたといわれています。

プラ・シーワリーさんもですが、ナーン・クワックさんはパーヤン(護符布)でもお馴染み。

このパーヤンにはうずらの姿も描かれています。
うずらは日本でも縁起がいい鳥として有名ですが、タイでも事故や危険を回避する、とりわけ火事から護ってくれる鳥として知られています。
火事から護る、つまり財産を守るというわけです。

うずらを描いたパーヤンもあります。
僕のイラストにもうずらを描かせていただきました。
日本でも、ググると昔話で「うずらの夫婦」という火事にまつわるお話が出てきます。
何かしら根幹となるエピソードがあるんでしょう。
自分のタイ人の相方も現在ネットで商売をしていますので、千客万来・商売繁盛を願ってこのナーン・クワックさんを描きました。
個人的に、表に出さないのであればこの絵を自由に使ってもらっても構いません。
みなさんの商売がうまくいきますように、そう願っておりますです。
次はどなたを描きましょうね。
また商売繁盛系になりますが、布袋さん(弥勒菩薩)にしましょうか。
よろしくです。
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