エカマイにあるワット・パーシー(วัดภาษี wát phaasǐi)という、160年の歴史のあるお寺に行ってまいりました。
ワットがお寺で、パーシーは税金という意味です。
税金寺。
かつて、センセープ運河を通る船の通行税を徴収していた由来でこの名前が付けられたようです。
場所は、スクンビット・ソイ63(ソイ・エカマイ)をずっと奥へ、センセープ運河の手前のソイ23を入って100メートルほど行った右手です。

バラック街の中にそびえ立っています。
タイのほかのお寺とはちょっと趣きが違う門構え。

門を護る狛犬。

門をくぐります。

門の天井画は若干微妙かな?


なんとなく建物もほかのタイのお寺とは感じが違いますね。

このお寺の周辺はかつてムスリムの人が居住するエリアだったそうで、寺創始者亡き後は犯罪者の処刑場となったそうです。
そのあとスリランカより徳の高い僧の骨が渡ってきて、また寺として再興したとのこと。
複雑な歴史、さらに異国の文化がまじりあっているようです。
礼拝所を飾る仏さまも多種多様。

なぜか後ろ向きの仏さま。
んー、シュール。

どこ見てるの?
よそ見してる仏様、プラ・ウパクさん。
太陽を見て、その動きを止めたという伝説があります。

プラ・メートラニーさんもいますね。

プラ・ラーフー(ラーフ神)もいらっしゃいます。
目が座ってる!

大樹を守るナーガ様。
現在制作中。

巨大な牛も何頭か飼われています。
世話することも功徳になります。

すぐ向こうはセンセープ運河。
ここで税金を徴収していたのかな?

何やら大きな建物がさらに建設中です。
このお寺、プムプアンを祀っていることでも有名です。
プムプアンとは、1992年に30歳の若さで急逝したルークトゥン(タイ演歌)の伝説的歌手です。
プムプアン・ドゥアンジャン(พุ่มพวง ดวงจันทร์ phûmphuaŋ duaŋcan(t) )。

寺の一角にプムプアンのコーナーがあります。
プムプアンは生前よくこのお寺にタンブンに来られていたそうで、その縁で祀られているということです。



プムプアンの人形と写真パネルなどが飾ってあります。
毎年、彼女の命日がある6月13日周辺では、このお寺で彼女の追悼コンサートが無料で開かれています。
有名歌手が彼女の歌のカバー曲を熱唱し、たくさんの人が集まるそうです。
僕も来年は行きたいなぁ。
プムプアンは、2012年に彼女の伝記的映画「プムプアン」が公開され、僕も映画館に観に行きました。

その模様は電子書籍「子猿うきゃうきゃ日記」の2巻 にあるので、ぜひ読んでね!
この映画の主演を務め歌も歌ったパオ(パオワリー・ポンピモン)さんは、この映画のあとブレイクし、2016年の代々木のタイフェスにも出演されましたね。
彼女の歌声もすごくきれいで美しいのですが、プムプアンの歌声は情感がこもっていて魂が揺さぶられます。
代表曲でもある「ナックローン・バーンノーク(田舎者の歌手)」という曲は、「有名になって早く田舎に帰りたい。歌手になると田舎を出たときみんなに馬鹿にされた。まだ売れないから田舎に帰れない」という内容。
サビの「イーク・ムアライ・ジャ・チョークディー(いつになったら幸せになれるの?)」という部分は何度聞いても目頭が熱くなります。
そんなプムプアンさんの祠、ファンの方は手を合わせに行ってみるのもいいかも?

ワットパーシーの本堂に入ってみます。

1階はなぜか入れず、2階へ。
説教を聞くところですかね。
お坊さん用のいすが並んでいます。

こちらのガラスケースにスリランカから来たという僧の骨があるのかな??

たくさんの方が食事しながらくつろいでいます。
上の階は子供向けの図書館みたいで、とくになにもなし。

お隣にある礼拝堂のような建物に入ってみます。
たくさんの仏像が飾られています。

地下道をくぐれるようです。


これはたまにタイのお寺ではありまして、この地下道を読経しながら3周するとご利益があるのかな?
昔ほかのお寺でやったことがあります。
この礼拝所のトイレが、入ると自動で電気がつく仕組みで、ちょっと驚かされましたw

それにしてもたくさんの仏さまが祀られています。



プラ・ピカネート(ガネーシャ)やクヮンイム(観音)など、仏さまが勢ぞろい。
それほど大きなお寺ではないのですが、この節操のなさがちょっと気にいってしまいました。
若干最寄り駅からは離れていますが、近くに行かれた時は寄られてみてはどうでしょうか?
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中の仏像も個性的ですね。プラメートラニーさんはタイの色々なお寺にいらっしゃるんですね。今まであまり意識しなかったですけど次からは意識したいと思います!プララーフーさんは出川哲朗に似てますねw。
地下道とかあったりしたり伝説の歌手を祀ってたりじっくりみるとなかなか楽しいお寺ですね。次回訪タイ時の参考になりそうです!このシリーズ楽しみです!
>ここは外からだとタイの金ぴかというよりシックな落ち着いた感じがいますね。ちょっとインドネシアっぽい色使いですかな。でもスリランカだとタイから見て反対側か。
僕もインドネシアとかバリとか混じってる感じがします。
寺の外観に関しては調べたタイのサイトには書いてなかったのです。
おそらく、ただの趣味でしょうねw
>中の仏像も個性的ですね。プラメートラニーさんはタイの色々なお寺にいらっしゃるんですね。今まであまり意識しなかったですけど次からは意識したいと思います!プララーフーさんは出川哲朗に似てますねw。
神様勢ぞろいで、けんかしないか心配ですw
プラ・ラーフーサンに関しては調べてあるので、近日記事としてアップする予定です。
>地下道とかあったりしたり伝説の歌手を祀ってたりじっくりみるとなかなか楽しいお寺ですね。次回訪タイ時の参考になりそうです!このシリーズ楽しみです!
このシリーズ楽しみにしてくれてる人少ないでしょうね〜〜。
ヤスさん珍しいですよw
以前ぼくもそんなに興味なかったのでわかります。
でも、いつかこのシリーズが誰かの心に届くことを祈って続けてみます〜。