黒い上半身だけの体に、丸い球をくわえている神様。
ずっと、なんて名前の神様なんだろうと気になっていたんですけど、調べると、プラ・ラーフー(พระราหู phrá raa hǔu ラーフ神)というようです。

バンコク・エカマイにあるワット・パーシーのラーフ神。

ブッダパーク@ラオス・ビエンチャン。

サラケーオクー(ワット・ケーク)@ノンカーイ。

ワット・リー@パヤオ

ワット・サマーン@チャチュンサオ


ワット・パーノンサワーン@ロイエット

レリーフですが、ワット・パープーゴーン@ウドンタニ
最近では「進撃のバハムート」というソシャゲにも出てくるみたいですね。

こちら。

ラーフ神はWikiにも項目があって詳しく解説されていますが、タイのWikiとは内容が違うようです。
これはタイのブログですので、タイのWikiなどに書かれている内容で解説したいと思います。
ラーフ神はタイ語ではプラ・ラーフー(พระราหู phrá raahǔu)といいます。
プラは神様という意味です。
ヒンドゥー教、もしくは仏教の神様。
アスラ(悪神。タイ語ではアスーン〔อสูร asǔun〕)ですね。
九曜(くよう。インド占星術)の神様の一人。
天王星(ウラヌス)になります。
水曜日(夜)の神。
仏陀と敵対する凶兆の神様であります。
凶兆!?
なんで凶兆の神様を祀るの??
不思議ですね〜〜。
プラ・ラーフーはもともと日曜神(プラ・アーティット)と月曜神(プラ・ジャン)とともに生まれた末っ子。
ともに修行に励んでいたそうです。
ある日ラーフーは、プラ・ウィサヌ(ヴィシュヌ神)が持つ不老不死の妙薬・ナム・アマリッ(アムリタ)をこっそり飲んでしまいました。
それを見ていた日曜神、月曜神はプラ・ウィサヌに密告。
激怒したプラ・ウィサヌは、ジャック(チャクラ)という八つ裂き光輪でラーフーの体を胴体から真っ二つにしてしまったのです!
しかし、不老不死の薬ナム・アマリッを飲んじゃってるラーフーは死ねずにアスラ(悪神)となります。
これが、プラ・ラーフー誕生のエピソード!
ちなみに、胴体より下は蛇でして、プラ・ケートゥ(พระ phrá เกตุ keetù)となります。
七曜(日〜土曜)にプラ・ラーフーとプラ・ケートゥを合わせて九曜というようです。
ラーフーは、密告した日曜神と月曜神を恨み、捕まえ復讐します。
飲み込もうとするのですが、二人は神様なので強い威光があり、なかなか飲み込めません。
飲み込めた瞬間が、日食であり、月食である、と言われています。
(飲み込んでも胴体がないからすぐ出てきて、飲み込んでる間が日食・月食と書かれているものもあり)
なるほど〜〜、いつも何か丸いものを飲み込もうとしてますけど、あれは月(もしくは太陽)だったんですな!
神話を知るとまた仏像に出会ったときに感慨も増しますなぁ。
(文書によって諸説ありまくりです)
しかし、やはり不思議なのは、なぜそんな凶兆の神様を祀るお寺があるんでしょう?
不思議ですね??
それをタイ語学校の先生に聞いてみますと、
吉兆の神様には「いいことがありますように」とお願いして
凶兆の神様には「悪いことがおこりませんように」とお願いする
のだそうです。
へ〜、たしかにそういう願い方のほうが性に合ってる人も多そうです。
もし見かけたら、そうお願いしてみるのもいいかもしれませんね。

さて、そんなプラ・ラーフー様ですが、バンコクのお隣・ナコンパトム県にラーフー様単独で祀っているお寺があるそうです。
これがまた行くのに大変なとこにあるんですよ〜。
近々行ってまた紹介いたしますので、お楽しみです!(楽しみにしてるの、一部の人でしょうけどw)
(追記;「NFT[CryptoThep] ラーフ神をリリース」←こちらでちょっとだけ紹介です)
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凄く面白い造形ですね〜。
次回、見に行きたいと思います。
メートラニーさんと言いいつも勉強になります♪
簡単に見れるのは、MRTホイクワン駅を地上に出たホイクワン交差点。美しいガネーシャ様や他の神々もいらっしゃいます。いつも人だかりがありますので、場所はすぐにわかります。
真っ黒の身体に金の装身具、赤い眼球でカッコイいですよ(いつも、このあたりに宿泊するので知ってました)
様々な形があって楽しめます。それにしてもけっこうレアなんですね。宗教的にも仏教の一部と見なしてるんでしょうか?まぁ、宗教って根本は一緒とかいいますし、どうなんでしょう?(^_^;)
悪いことが起こらない様にお祈りするとか、日本にも儀式としては色々ありましたね。雨乞いとかもそれに連なるものかも、ですね。
調べるとどんどん深みにはまりそうw
曜日の概念はさすがタイ、日曜と月曜の太陽と月を食べるってとこが面白いですね。飲み込む途中が日食、月食ってところも面白い!
この吉凶と凶兆の考え方は日本でいうと鬼の考え方?鬼は外福は内。ちょっと違うかな?ナコンパトム楽しみにしてますね!
>初めて見ました。
凄く面白い造形ですね〜。
次回、見に行きたいと思います。
メートラニーさんと言いいつも勉強になります♪
なかなかレアで見かけないラーフーさん、見かけたら逆にラッキーかも?
神様を知るとお寺も楽しくなりますね!
>前から気になっていた神様?です。この記事のおかげで、よく知ることができました。感謝。
いえいえ、何も知らないので勉強もかねております。
さすがに何千年も歴史があるだけに奥が深すぎますね。
> 簡単に見れるのは、MRTホイクワン駅を地上に出たホイクワン交差点。美しいガネーシャ様や他の神々もいらっしゃいます。いつも人だかりがありますので、場所はすぐにわかります。
あ、あそこにもあるんですか!
気が付かなかった!
見に行かなくっちゃ!
> 真っ黒の身体に金の装身具、赤い眼球でカッコイいですよ(いつも、このあたりに宿泊するので知ってました)
今のオンヌットの部屋を探すときに実はホワイクアンも候補で回ってて、その時にここも寄りました。
その時写真もいっぱい撮ったはずなのに、見つからないです〜。
あれ〜??
>一番最初の写真はジャバザハットじゃないですよね?(^_^;) モデルになった現物かも♪
ヤスさんは出川と言ってましたが、いろんなのに似てますねw
>様々な形があって楽しめます。それにしてもけっこうレアなんですね。宗教的にも仏教の一部と見なしてるんでしょうか?まぁ、宗教って根本は一緒とかいいますし、どうなんでしょう?(^_^;)
自由度が高いー特にタイはゆるくてクリエイターによって幅があるんじゃないかと思われます。
そこもまた面白いですね。
>悪いことが起こらない様にお祈りするとか、日本にも儀式としては色々ありましたね。雨乞いとかもそれに連なるものかも、ですね。
信仰とかいろんな形があるのも興味深いですね。
>調べるとどんどん深みにはまりそうw
もうだいぶはまっちゃってるのでは?w
>先生の膨大なお寺の中の神様の中の、それぞれのプラ・ラーフー、一緒のフォルムなのはありませんね。バハムートも含めて格好いいですね。
同じのがないところがまた面白いですね。
日本だと、クオリティは平均して高いですがほとんど似かよっているので、その点ではタイのが面白いですね〜。
>曜日の概念はさすがタイ、日曜と月曜の太陽と月を食べるってとこが面白いですね。飲み込む途中が日食、月食ってところも面白い!
想像力がスケールで描くていいですよね。
ギリシャ神話とかにも似ていますね。
>この吉凶と凶兆の考え方は日本でいうと鬼の考え方?鬼は外福は内。ちょっと違うかな?ナコンパトム楽しみにしてますね!
日本でも鬼を祀る神社や寺がありそうですね。
ナコンパトムは、来月中に入ってきます!
その前に、今の仕事をあげないと〜〜。