それらの神様のことを知っていると、お寺巡りもまた新しい視点で観られるはず!
そんな意図のもと勉強してみますと、ほんとにどの神様もキャラが立っていてものすごく面白い!
名キャラの宝庫であります!
というわけで、自分の勉強の整理もかねてこのブログで少しづつ紹介させていただいています。
国によっていろんな解釈や説があったりしますが、こちらはタイのブログですので基本はタイでの視点で書かせていただきます。
もし間違っていたり、補足があればコメント欄などで教えてください。
今回取り上げるは、大人気神様、プラ・ピカネート(พระพิฆเนศ phrá phík nêet)。
ガネーシャであります!
タイではプラ・ピカネート、もしくは、プラ・ピカネースワン(พระพิฆเนศวร phrá phík nee sǔan)と呼ばれています。
プラ・ピカネート(ガネーシャ)はヒンドゥー・バラモン教の神様で、ガネーシャ、ガナパティとも呼ばれています。
インドでは現生利益や障害除去、中国では学問、商売繁盛、新規事業の成功にご利益があると言われます。
タイでは最高の知恵と芸術と科学の神様ですね。
特に芸術ですが、18の分野で最高の地位にいるとされています。
とにかくいいとこどりで、障害を取り除き、新しいことを始めるときに拝むといいとされ、なんでも願いが叶う神様として大人気であります。

タイで一番人気があって有名なのは、ピンクのガネーシャですかね。
バンコクのお隣の県・チャチュンサオにあるワット・サマーンラトナーラーム(วัดสมานรัตนาราม wát samǎan rát naaraam 通称ワット・サマーン)。
そのインパクトのある造形と色遣いで、すごい人気です。

ここは特に、ガネーシャ博物館といってもいいくらいプラ・ピカネートだらけであります。
この人気にあやかって、チャチュンサオ県ではプラ・ピカネートを祀るところがいっぱい!

最近話題の、立つガネーシャこと、ウタヤーン・プラピカネートのプラ・ピカネート。
逆光ですみません。
ほかにも、僕の画像フォルダーから引っ張ってきてみましょう。

チェンライ、ゴールデントライアングル。

チェンライ、ワット・ロンクン(白い寺)。

ノンカーイ、サラケーオクー(ワット・ケーク)

ホワイクワン交差点にあるガネーシャの祠。

ワット・マハーブット@オンヌット。
商売繁盛も願われるので、お寺だけじゃなく商業施設や、店先にも仏像が祀られていたりします。

プラカノンのW District。

バンコクで一番人気なのは、ラチャプラソン地区、伊勢丹前にあるプラ・ピカネート像でしょう。
連日たくさんの人がお参りをしております。
写真を整理してて気が付くのですが、意外と偏りがありますね。
僕はいろんな県に行ってお寺を観てますが、プラ・ピカネートがいない地域はほんとに見かけません。
プラ・ピカネートがいらっしゃるところほど、やはり参拝客が多く人気があるような気がいたします。
そんなプラ・ピカネートの生い立ちの紹介。

父親はプラ・シワ(พระศิวะ phrá sì wá シヴァ神)、母親はプラ・パーラワティ(พระแม่ปารวตี phrá mɛ̂ɛ paa rûat パールヴァティ)。
弟は韋駄天でお馴染みのプラ・サカンッ(พระสกันท์ phrásakan(t)スカンダ)になります。
いつも留守がちなプラ・シワ。
一人ぼっちで寂しく思った妻のプラ・パーラワティは、水浴をした時に出た自分の垢に魔術をかけプラ・ピカネートを造りました。
このとき彼はまだ人間の姿。
帰ってきたプラ・シワは見知らぬ男、プラ・ピカネートが居るのを見て大激怒。
トリースーンという三叉戟(三つ又の槍)でプラ・ピカネートを胴体から真っ二つ!!
上半身をぽいっと捨てちゃいます。
びっくりした妻は慌てて説明。
プラ・シワもしまったと思いすぐ上半身を探しに行ったんですが見つかりません。
このままだと我が息子が死んでしまうので、とりあえず近くにいた象の上半身を切って持ち帰り合体。
プラ・ピカネートは蘇生し生き返ったのでした。
ざっくりとこんなお話し。
こんなエピソードから障害があっても取り除き乗り越えるご利益があるとされています。

そんなプラ・ピカネートとネズミは仲良しで、よく一緒にいます。

このネズミに願い事を言うとプラ・ピカネートに伝えてくれるとされ、よく皆さん耳打ちしております。
実際、ワット・サマーンの人気ぶりとか見るとほんとにご利益ありそうな気がいたしますね。
愛嬌のあるお姿を見るだけでも楽しいですし。
とにかく人気のプラ・ピカネート。
みなさんも何かの折にお参りしてみるといいことあるかもしれませんです!
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ビックリでしたね(^_^;) ピンクだし、でかいし、象だしw 大きい象が仁王立ちとかはキン肉マンでしか見たことがなかった様な?(  ̄▽ ̄)
でも、みんな熱心にお祈りしてましたね。茶化したりしたらいけないっぽい雰囲気満点でしたので私も静かにお参りしました(^o^)
>ピンクのガネーシャは有名ですね。ここを見に行く人は多そうです。私は昔何も知らされずいきなりここに連れていかれましたw
何も知らずに行くだなんて、運がいいですよ!
>ビックリでしたね(^_^;) ピンクだし、でかいし、象だしw 大きい象が仁王立ちとかはキン肉マンでしか見たことがなかった様な?(  ̄▽ ̄)
仁王立ちのほうはまた改めて行ってみたいです。
逆光だったのが残念だったので〜。
>でも、みんな熱心にお祈りしてましたね。茶化したりしたらいけないっぽい雰囲気満点でしたので私も静かにお参りしました(^o^)
皆さん超本気ですよ!
僕も本気でお参りですw
ガネーシャ(プラピカネート)を祀る象はバンコク歩いていてもそこかしこにありますよね!近くのネズミに耳打ちするってのは最近知りました。(もちろん先生のブログで!)
「最高の知恵と芸術と科学の神様」なるほど、先生のtwitterのヘッダー画像がピンクのガネーシャにされてるのもうなずけますね。最近、記憶力が弱ってるので自分もネズミにささやいてみようかと思いますw。
>またまた大作ですね。先生の研究熱心なところ改めて感服いたします。
どうでもタイランドは好きな内容ですしどうしても長くなって書くのにすごく時間がかかります。
まいったなぁ。
>ガネーシャ(プラピカネート)を祀る象はバンコク歩いていてもそこかしこにありますよね!近くのネズミに耳打ちするってのは最近知りました。(もちろん先生のブログで!)
僕も日々発見があって、タイのネタの宝庫ぶりに悲鳴が出そうですw
最近はお寺系の話題が多くてひかれていますがw
>「最高の知恵と芸術と科学の神様」なるほど、先生のtwitterのヘッダー画像がピンクのガネーシャにされてるのもうなずけますね。最近、記憶力が弱ってるので自分もネズミにささやいてみようかと思いますw。
仏教関係なく敬う気持ちやタンブンする気持ちがあればご利益ある気がしますね。
僕もタンブンして呟こうかな〜。