2つ目のお寺、ワット・パリワート(วัดปริวาส)の紹介の第4回目です!
その1〜3はこちら!
「絶賛装飾中のお堂、ワット・パリワート その1」
「制作過程が観られるお寺 ワット・パリワート その2」
「美しき聖堂 ワット・パリワート その3」

大小2つのお堂を見学いたしました。
現在鋭意改修中のお堂ですが、いったいいつこの工事が終わるんでしょうね?
像を一つ作るのにも1か月以上の時間をかけているんです。
大きい堂のあとは、まだほとんど手付かずの小さい堂が待っています。

堂を囲む回廊に至ってはまだノータッチですよ。
タイのお寺の回廊は普通たくさんの仏像がずらりと並びます。
ここもそうなるでしょうが、おそらく普通とは違う個性的な回廊になるんじゃないかとにらんでいます。
作業してる人のよさそうなあんちゃんに聞いてみました。
まず、このお寺の歴史を簡単に。
ワット・パリワートは、今から200年ほど前のラマ2世の時代にできたお寺です。
古いお寺ですね〜。
当時は、ワット・パリワート・ラーッソンクラームと言う名前だったようです。
廃れたお寺だったのですが、新しい大小のお堂が12年前に建てられました。
今改修してるお堂ですね。

当時のお堂の模型が別の堂に展示されています。
なんてことのない堂なんですがw、模型を作っちゃうくらいなんで、うれしかったんでしょうな。
そして、今から7年前に改修工事が始まります。
2016年現在、7年の作業時間がたってるようです!
そして、完成予定は13年後!
20年の計画でやっているそうです。
ふはーっ! 20年!
ワット・スタットで27年、ワット・インタラウィハーンの大仏で60年かかってますからね。
20年は短いのかもしれませんが、気の長い話であります。
まだこれで半分も終わってないということですから、今後もちょくちょく進捗状況を観に来る楽しみがありますな!

回廊の4隅には、結界石代わりのモニュメントが建っています。
結界石なのかな??
4種類とも全く違うデザインです。

しかも、表と裏でデザインが違うんです。
例えば、涅槃仏が描かれているこれが表側。

ぐるりと回って、これが裏側。



台座のレリーフもまたそれぞれ楽しく美しいので必見です。

ありゃ?こんなとこに本来の結界石が無造作に置いてあるw
いいのかなぁ?

これだけで終わりじゃないですよ!
まだ川のほうにいろいろあるので押さえておきましょう。

こちらは、高僧、ルアンポー・ウォンさんのお堂。
先ほどの模型も展示されているとこです。
さきほど、このお寺の名前がワット・パリワート・ラーッソンクラームと言いました。
ラーッソンクラームは王族戦争(王室戦争)みたいな意味になりますが、人の名前だそうです。
この名前の時、この寺周辺は荒れていて争いが絶えなかったそうです。

そのとき、このウォンさんがいろいろととりなし、寺の名前も戦争(ソンクラーム)なんてつくからあかんのや!と、ワット・パリワートに改めたそうです。
それ以来小競り合いもピタリと収まり平和になり、ウォンさんはさらに尊敬を集めたそうです。
そんな寺の歴史。
(でも今だ一部の表記はワット・パリワート・ラーッソンクラームってなってますけどw)

こちらは川の方角、礼拝堂があります。

こちらの大きな建物、下の階は集会場ですが、上はいつも扉が閉められています。
4回このお寺に行きましたが、いつも閉まってるんですよね。
開いてたらラッキーですので、ぜひ入ってみてください。

立派な扉は、左がお馴染み、プラ・ナーラーイ・ソン・スバン。
右が、エーラワン像に乗ったプラ・イン(インドラ神)。
中の画像はこちらの英語サイトにありました。
The David Beckham Templeと紹介されてますね。
ベッカム寺。
どうやら、オリジナルのベッカムの像もこの中にあったようです。

お隣は屋根付き礼拝所ですね。
たくさんの仏像が祀られています。

ホントに神様なの?ってのもw

クルッ(ガルーダ)。

小さなお堂。

中では猫ちゃんがお昼寝中。
このお寺、猫だらけなんですよ。
どいつもこいつも逃げないので触りたい放題ですw

奥にはチャオプラヤー川が。
魚がうじゃうじゃいるので、売っているパンをあげると楽しいです。

この川辺に屋台食堂があるんですけど、お昼時は超満員で大人気です。
僕は食べたことありませんが、こんな奥まで客が来るということは美味しいんでしょう。

そしてここには、めちゃくちゃ美しいプラ・ピカネート(ガネーシャ)の像があります!
ナーク(ナーガ)様も一緒です!
この像、フォルムがめちゃくちゃ美しい!
見惚れてしまいますな!

ぜひネズミにお願い事をしておいてください!
4回にわたって紹介したワット・パリワート!
今後もどんどん改修工事が進んでいくと思います。
どう変わっていくか今後が楽しみ!
僕もちょくちょく不定期に観に行こうと思っています!
みなさんもぜひBRTに乗って行ってみてくださいね!
ちなみに、アソークからタクシーで行くと、(渋滞ほとんどなしで)7〜80B(210円)ほどです。
それでは、BRTで「ワット」と名のつく3つの駅の最後、ワット・ドックマーイへ向かいましょう!
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造っている途中というのも先生のつぼにハマっているのではないでしょうか?BRTがないとなかなかこっちエリアに来ることも少ないでしょうし、BRTさまさまですね!
ここはたぶん外とは時間軸が違うんでしょうね(^_^;) ここに限らずですけど、寺社仏閣は悠久の時の流れにどっぷり肩まで浸かってるので何十年とか時間をかけてしまえるんでしょうね(* ̄∇ ̄*)
見る側としては完成を見たいですけど、けっこう自由に時間を使ってるので終わりが見えないですね(^_^;)
先生、お疲れさまでした(^o^) って言うか、まだ続くんですよね?次が3つ目ですね♪
>ワット・パリワートをここまで詳細に紹介された日本人はいらっしゃらないのではないでしょうか!4部作お疲れ様でした〜。
これから絶対有名になるお寺だと思います。
でも、グーグルの検索では絶対僕のブログは上に行かないんですよね。
グーグルに嫌われてますです。
>造っている途中というのも先生のつぼにハマっているのではないでしょうか?BRTがないとなかなかこっちエリアに来ることも少ないでしょうし、BRTさまさまですね!
ぜひBRTに乗って行ってもらいたいですね〜。
広く知ってもらいたいお寺です。
>先生、このお寺だけでショートエッセイとか書けそうですね(^o^) ぜひたっぷりのイラストとマンガ満載でお願いします♪ あぁ、待ち遠しいw
ここだけじゃなく、タイのお寺神様関係で電子書籍出したくて、このブログでも記事を書いてる感じです。
子猿本も出したいし、やりたいことだらけなのに時間がないっす!
>ここはたぶん外とは時間軸が違うんでしょうね(^_^;) ここに限らずですけど、寺社仏閣は悠久の時の流れにどっぷり肩まで浸かってるので何十年とか時間をかけてしまえるんでしょうね(* ̄∇ ̄*)
気が遠くなりますよ。
5年10年とか普通にかかってるものが多すぎますw
>見る側としては完成を見たいですけど、けっこう自由に時間を使ってるので終わりが見えないですね(^_^;)
ここもあと13年とか言ってますが、1〜2年は確実に伸びそうですねぇw
>先生、お疲れさまでした(^o^) って言うか、まだ続くんですよね?次が3つ目ですね♪
燃え尽きたので、あとは流しますw