2017年01月03日

壁画がすごい ワット・スタット その1

タイのお寺を紹介するシリーズです。
今回は超有名寺院、ワット・スタットであります!

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もうどんなガイドブックにも詳しく載ってますし、検索すると山ほどヒットしますな。
今更感もありますが、押さえておくということでよろしくお願いいたします。

ワット・スタット(วัดสุทัศน์)は正式名称は、ワット・スタットテープウォララーム・ラーチャウォーラマハーウィハーン(วัดสุทัศนเทพวรารามราชวรมหาวิหาร)といいます。
ラーマ1世の命により1807年から27年かけて建立されました。
本堂を含めすべてが完成したのは1847年。ラーマ3世の治世。
当然、第1級王室寺院。

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お寺より以前からあると言われるサオ・チンチャーが有名ですね。
こちらはバラモン教の儀式のための施設です。(後日詳しく解説)

ワット・スタット自体もバラモン教(ヒンドゥー教)の影響を強く受けています。
ラーマ1世がヒンドゥー教の布教にも力を入れていたことがわかりますね。
ワット・スタットテープウォーララームというお寺の名前も、ウィキペディアによればプラ・イン(インドラ神)の住む町の名からきているようです。

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まず、正面礼拝堂の屋根の下部分には、プラ・イン(インドラ神)とその乗り物でもあるエーラワン象のレリーフが。

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そしてお馴染み、プラ・ナーラーイ・ソン・スバン。
クルッ(ガルーダ)に乗るプラ・ナーラーイ(ビシュヌ神)のレリーフがあります。

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入って右にカウンターがあり、入場料は20B。
ですが、払わなくても入れちゃいます。
あまりお金を徴収することに執着はないようです。
でも、お布施代わりに払うといいと思います。

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入ると周りの回廊にはずらりと仏像が並んでおります。

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礼拝堂正面には中華な石像が飾られています。
これらの中華像は、ラーマ3世の時代に中国との交易で運ばれてきたものだそうです。

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入って右の角にはラーマ8世の像が。
わずか20歳で早逝した悲劇の王ですな。
こちらで学ばれたことがある縁だとか。
礼拝堂の大仏の台座には遺骨が納められているそうです。

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ラーマ8世像の目線から見る礼拝堂が一番美しい構図かと。
周りの床は大理石です。

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中に入りますと、美しい大仏と、壁画に圧倒されます。

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大仏は高さ8メートル。
スコータイのワット・マハタートから筏で運ばれてきたそうです。
チャオプラヤー川を下り、ターチャンの桟橋で降ろされてここまで持ってきたとのことですが、寺に着いて初めて門から入れられないことに気づいたそうです。
そのあたりが実にタイらしい。
結局門を壊して中に入れたとか。
少しは考えてから計画しようよ〜。

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しかし、台座ともども圧倒される美しさであります。
右下のおばーさんと大きさを比較するとわかりやすいかと。

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壁画は釈迦の前世を描いたジャータカ物語をベースに描かれています。
ほかにも当時の人の暮らしや神話なんかも描かれています。
この壁画自体も1982年に修復されたものだそうですが、すでに壁が剥離しちゃって損傷が激しいです。
タイのお寺の壁画は損傷したら上からまた描きなおしちゃいますからね。
この壁画も数年のうちに描きなおされるのかもしれません。

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みっちりと描かれている壁画は素晴らしいのひと言。
上の方は全く見えませんけどね。

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お堂に入って右奥の柱には地獄が描かれています。
プレートといわれる地獄では定番のひょろ長い幽霊が描かれているそうですけど、探しても見つかりませんでした。
どこにいるの??
後、この地獄の柱の前はよくお坊さんが座ってらっしゃるので、じっくり見られる確率は低いです。

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とても珍しいナーク・プロックの像。
お釈迦様がナーク(ナーガ)の上に座って、7つ頭のナークが鎌首を掲げて釈迦に降り注ぐ雨露を防ぐ像の形態をナーク・プロックと言います。
たいていお釈迦様はナークのとぐろの上に座ってるんですけど、これは体が巻かれています。
この形は本来の仏典での描写通りなのです。
これが正しいナーク・プロックで、このお寺以外では僕はまだ見たことがないかも〜。

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そしてもうおひとり、ここでしか見たことがない神様の像。
プラ・スントリーワーニー(พระสุนทรีวาณี)さんというかた。
知性の神様だそうです。


窓の扉に描かれている絵にも注目してみましょう。

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こちらは、ナークの王・アナンタナーカラートに乗るプラ・ナーラーイ(ビシュヌ神)の図。

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こちらも、プラ・ナーラーイ。
プラ・ナーラーイ・ソン・スバンですな。
クルッがかわいい。

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礼拝堂を出まして、4隅にはサーラー(東屋)があり、様々な形の仏像がいらっしゃいます。
台座の下がちょっとホラーw

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礼拝堂から本堂に通じる門の扉の絵。
何の神様かはわかりませんが、なかなかの迫力。

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この門の奥が本堂なのですよ。
この本堂がずっと改修工事中でなかなか入れなかったのです。
1月2日に行ってみましたら、ついに完成していて中に入れたので、感激してしまいました。
写真は2016年9月18日。トタンの壁でおおわれています。

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工事の残骸が物悲しいw

それでは、本堂に入ってみましょう。


続く。




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posted by たーれっく at 22:40 | Comment(4) | タイのお寺
この記事へのコメント
こちらのお寺には行った記憶がありません。有名過ぎてパスしたのか、記憶すら曖昧w 中を覗いてみた記憶がないのでとても新鮮です。

造りが丁寧なので見ごたえがありますね。仏教寺を中心に(と言っても明確な線引きはしてませんし、できないw)見て回ってたので見落としたかな。残念(>_<)

ヒンドゥー教のお寺も侮れませんね(^o^)
Posted by Edge80 at 2017年01月04日 09:57
こん●●は

タイのお寺がヒンズー教の影響を強く受けているのは知っていたんですがラーマ一世が布教を奨励していたのは知りませんでした。ガイドさんも真っ青な解説、コープンカップ。
Posted by SIGE at 2017年01月05日 11:19
Edge80さん

>こちらのお寺には行った記憶がありません。有名過ぎてパスしたのか、記憶すら曖昧w 中を覗いてみた記憶がないのでとても新鮮です。

王宮近辺にある大きなお寺の一つですね。
あの辺りは歩いてるだけで楽しくって飽きません(僕だけ?w)

>造りが丁寧なので見ごたえがありますね。仏教寺を中心に(と言っても明確な線引きはしてませんし、できないw)見て回ってたので見落としたかな。残念(>_<)

次回来たときはこの辺りを中心に回ってみるのもいいかもしれません、が、暑いとちょっと歩くのは大変かもしれませんね〜。

>ヒンドゥー教のお寺も侮れませんね(^o^)

インドなヒンドゥーは濃すぎてげっぷが出そうですが、タイのヒンドゥーはいい感じに薄まってて好きなんですよね〜。
Posted by たーれっく at 2017年01月09日 20:05
SIGEさん

>こん●●は

こんばんは〜〜w

>タイのお寺がヒンズー教の影響を強く受けているのは知っていたんですがラーマ一世が布教を奨励していたのは知りませんでした。ガイドさんも真っ青な解説、コープンカップ。

地球の歩き方の受け売りですが、王政を敷くときに平等質素を謳う仏教は都合が悪く、カースト制度などの身分制度があるヒンドゥーは都合がよかったそうですよ!
ラマ1世が敷いたチャクリー王朝のエンブレムはシヴァ神の三叉戟をあしらっておりますです。
Posted by たーれっく at 2017年01月09日 20:09
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