2016年12月31日

モテモテ猿神・ハヌマーン

タイの神様シリーズ。
今回はみんな大好き、ハヌマーン(หนุมาน)であります!

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アルビノの猿の神であります!
プラ・パーイという風神の息子。

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ハヌマーンはかつて「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」という映画でウルトラマンと共演したことで有名ですね。
タイのチャイヨー・プロダクションと円谷プロとの合作で、著作権的になかなかもめている作品ですけど、ハヌマーンが主役として描かれています。
(「ハヌマーンと5人の仮面ライダー」で仮面ライダーとも共演していますが、これは完ぺきな著作権無視な作品)

もともとは、古代インドの大叙情詩・ラーマーヤナに出てくるキャラクターです。

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インド版ハヌマーンはこちら。
まんま猿ですな。

このラーマーヤナをタイのタークシン王が戯曲として編纂を命じ、ラーマ1世の時代に完成したのが「ラーマキエン」であります。
言ってみればタイ版ラーマーヤナですな。
ずいぶんオリジナルとは違うストーリーらしいですけど、ラーマキエンでもハヌマーンは大活躍であります!
ワット・プラケオの回廊に描かれている壁画が一番有名。

まず、ラーマキエンの大雑把なあらすじを・・・

アユタヤ国の王プラ・ラーム(ラーマ王)はシーダー(シータ)王妃とラブラブに暮らしていたが、トッサカン(ラーヴァナ)というヤック(鬼)にシーダー王妃がさらわれた!
そこで、プラ・ラームは弟ラック王子とハヌマーンとともに王妃奪還の旅に出る、という物語です。

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ハヌマーンVSトッサカンのレリーフ。

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コーンというタイの伝統仮面舞踏劇でもラーマキエンは演じられます。
これはコーンでのハヌマーンの仮面。

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それ以前は人形劇でも上演が盛んにおこなわれていたようです。

このストーリ−と王妃の名前、あれ?と思いません?
そうです、「天空の城ラピュタ」ですね。
宮崎監督はラーマキエン(ラーマーヤナ)に物語のヒントを得たのでしょう。


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原典「ラーマーヤナ」と「ラーマキエン」ではハヌマーンのキャラがだいぶ変わっています。
大きな違いは、ストイックなインド版と違ってタイ版の彼はかなりの女好きで奥さんめとりまくっている点であります。
500人の奥さんがいたと書かれています。

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一番有名なエピソードは、人魚姫を口説く話。
海の向こうのトッサカンのいるロンカー島に渡りたいが、ハヌマーン軍は島に渡れない!
そこでトッサカンの娘である人魚姫・スパンマッチャーを口説き奥さんにするのです。
敵の娘をメロメロにし、海に道を作り無事ハヌマーン軍は島に渡り、トッサカンを倒すのに成功します。
目的のために女を利用したんですね。
ひどい奴であります。

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こんな感じで女を口説きまくっているのがハヌマーンなのです。
そんなところがタイ人にも受けている要素なのかもしれません。

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ラーマキエンを描いた壁画やレリーフ、像としてもたまにあったりします。

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あくびは月や星になる、と言われています。

そんなスケコマシな神様、ハヌマーン!
見かけたら手を合わせておけば、なにかご利益があるかもしれませんよ。

タグ:観光 仏像



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posted by たーれっく at 20:40 | Comment(4) | タイの神様